近視は、屈折異常のひとつで、眼球内に入ってきた平行光線が、調節力を働かせていない状態で、網膜上の正しい位置ではなく、もっと手前に焦点を結んでしまう状態をいいます。遠方視の場合に、屈折機能が無限遠まで対応できないためはっきり見ることができず、逆に近方視の場合は支障は少なくなります。
通常、物の形がはっきり見えるときは、網膜上に正しく焦点ができます(=正視)が、近視になるとレンズの役割をしている、 水晶体の調整がうまくいかずぼけた状態になります。
近視の代表的なものには、「屈折性近視」と「軸性近視」の2つがあります。
◆屈折性近視
水晶体や角膜の曲率が強く、焦点が短か過ぎるため、網膜より前方に焦点を結んでしまうものです。
◆軸性近視
眼球が通常より長いことにより、水晶体と網膜との距離が長くなりすぎる場合です。通常、人の眼は、ほぼ円球に近く大きさが 23〜25ミリ程度ですが、軸性近視になると角膜から網膜までの距離が、普通の人よりも遠くなります。
近視の原因は環境や遺伝などが関係するといわれていますが、定説はありません。